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一発勝負の現地作業を確実にする、VMware SD-WANのゼロタッチプロビジョニング①

WANルータの入れ替え作業、それは失敗できない作業

 

ネットワークエンジニア、もしくは現地作業スタッフの方は、一度は経験があるであろう作業です。様々な状況によってやり方は違いますが、一般的には、事前に設定済みのネットワーク機器を現地に取り付けて、疎通確認して終わり、そんな現地作業ですが、実際には、ヒューマンエラーによる設定ミスやそもそも動作しない設定が入っているなど、うまくいかない時はよくあります。
トラブっているときは、状況を作業リーダーに伝え、状況確認し、現地の立ち合い担当者に謝りながら、ネットワーク機器にコンソールをつなげて原因を探す。。。。
まぁ、あるあるな状況になりますね。

 

現地の立ち合い担当からしてみれば、うまくいけば10−15分で終わる立ち合いが1、2時間かかって現場に迷惑がかかります。
現地にいるネットワークエンジニアは、目の前のネットワーク機器に向かって、設定ミスを探します、しかし対向の機器の設定ミスかもしれない、そんな間違い探しを大量の設定から探し出すことになります。
この手のトラブルは原因が見つかれば5分で解決しますが、原因を探すのに時間がかかりますよね。

作業リーダーは根本原因及び解決策を求められます。原因:ヒューマンエラー、解決策:ダブルチェック、という微妙なことになることも。

 

設定は、構築ベンダーにお任せしているので・・・という方もいるかと思いますが、結局は担当が違うだけで、最後に困るのは現地の立会い担当になります。

 

失敗しない、失敗してもやり直しが簡単なゼロタッチプロビジョニング

現地のルーター入れ替え作業ですが、主な作業内容は下記の数点。

1、既存機器の取り外し

2、新規ルーターの取り付け

3、新規ルーターへの結線(電源ケーブルやLANケーブル)

4、新規ルーターの設定・ファームウェアのバージョン調整(事前作業が多い)

5、新規ルーターの動作確認

更に、一般的には、企業ネットワークは他拠点接続(VPNなど)を利用しているため、接続先のルーターなどにも設定をする必要があります。

 

各作業の概要と必要なスキル概略は下記になります。

1、工事:日曜大工ができれば可能

2、工事:日曜大工ができれば可能

3、一般OA:家電レベルの操作

4、IT作業:ネットワークエンジニアスキルが必要

5、IT作業:ネットワークエンジニアスキルが必要


VMware SD-WANのゼロタッチプロビジョニングは、4、5の作業を、

IT作業:ネットワークエンジニアスキルが必要、から

一般OA:一般PC操作レベル に変更

するテクノロジーです。

高い作業ハードルが・・・

    

低くなって誰でもできる!!

 



今回はここまで。

今日のむーたん