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パラメータは一切不要!VMware SD-WANの拠点間接続③

はじめに

色々とイベントがあり、ブログ本編の更新ができませんでしたが、
昨年10月の記事の続きになります。
以前の記事と合わせて思い出しながら、見ていただけると幸いです。
 *前回の記事はこちら

virtual-real.hatenablog.com

 

前回は、VMware SD-WANの拠点間接続(Cloud VPN)とHubについて、まとめました。今回は、Cloud VPNがなぜ便利なのかお伝えしたいと思います。

 

Cloud VPNの設定

Cloud VPNの第1回目に軽く載せていましたが、今回は拠点間接続(Cloud VPN)を実現する設定を行います。

まずCloud VPNをON

ブランチからハブを有効化

ハブの選択から、ハブにするEdgeを左のリストから右へ移動

ブランチ間VPNを有効化 ブランチ間VPNにハブを使用にチェック

ブランチ間VPNハブにするEdgeを真ん中のリストから右へ移動

VPN設定は以上です。

 

 

はい、これだけなんです!!

対向拠点のパブリックIPアドレスや、疎通したいネットワークのルーティング、VPNポリシーや、Preshared Keyなど、全て不要です!!
GUIでポチポチするだけで、値の入力が不要でとても簡単にVPNを構築することができます。

 

Cloud VPNのメリットをまとめる

改めてCloud VPNのメリットをまとめます。

Cloud VPNはとても簡単にVPN設定ができる、と上記で挙げましたが、別の視点ではVMware SD-WANによってVPN接続・構成が実現されていることになります。

つまり人による人為的ミスが起きないため、非常に信頼性が高いです。

また、Cloud VPNはProfileに設定されるため、同じProfileを使用しているEdgeには、同様のVPNが構成されます。複数台の機器を扱うネットワーク機器では、複数台の機器に同じ設定が適用され、VPNが自動でされることは非常に頼もしいです。

 

以前にあげたゼロタッチプロビジョニングと組み合わせることによって、
・設定およびソフトウェアが確実に設定される
・複数台のEdgeに同じ展開される

VPNが確実に構成される

この3点が組み合わせることによって現地に機器をデプロイする作業の信頼性を高め、「誰でも(NWスキルがあるエンジニアでなくても)、簡単にゼロタッチプロビジョニングができます」(私、失敗しないので)が謳えることになります。

 

本日のむーたん

激おこ むーたん